ビアン通信 2008年11月
Movie/女優Sport/アスリートオリンピック・夏オリンピック・冬オフ会Column コラムThe L Wordビアン川柳カムアウトMusic海外事情bookお知らせ未分類
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008.11.30 Sun
11月27日、このブログを開設して、ちょうど1年が経った。
そのことを早くアップしたかったのに、時間がなくて、更新が滞ってしまった。
でも書けるときに書く、書けないときは無理をしない、というスタンスでやってきたので、楽しく続けてこられたと思う。

先日、平日の夜に、ビアンの友人数人と、恵比寿のバルに飲みに行った。
強い人ばかりなのに、1軒目のワインが効いたのか、みんなかなり酔っていた。元々弱い私は、あっという間に酔って、2軒目のお店の記憶は飛び飛び。そして、帰り、最寄の駅に着いたときからの記憶は、完全にふっ飛んだ。気がついたら、リビングの床に突っ伏して寝ていた。

その2軒目のお店で、写真を撮ってきた。
他の記憶は殆んどないのに、この写真を撮ったときだけは、記憶が鮮明。

  gayrestroom.jpg

ちょっとボケた写りがいかにも酔っ払いだけど、これは紛れもなく「ゲイ専用トイレ」!
トイレから戻ってきた友人が、「ゲイ専用のトイレがあるよ」と言ったのを聞き、急に意識が目覚めて、写真を撮ろう!と思い、トイレに行った。
広いお店で、トイレのブースは全部で5つあり、Men、Men、Gay、Women、Womenと並んでいた。友人のFlickrで、NYの同じような写真を見たことがあるけど、日本にもあるとは思わなかった。中を覗いたら、他のブースと同じく洋式便座がひとつあるだけで、特に変わりはなかった。
Womenがふたつともふさがっていたし、まわりに誰もいなかったので、「Gay」に入ろうかなあと思った。が、出てきたときに見られたら、「あの人、レズだ!」・・・と思われることはまずなく、「ったくおばちゃんは!女性用がふさがってるからって、Gayに入ってるよ!」と思われるに違いない、と酔った頭で考え、やめた。

しかし、日本も少しずつ、変ってきているんだなあ。
このブログの最初のエントリーは、ドイツの人気キャスター、Anne Willのカムアウトを取り上げたこちらの記事だけど、これには後日譚が。

  annewill132.jpg
           久々登場、Anne Will

私がドイツ人の友人(31歳、ノンケ♀)に、
「アン・ビル(発音がよくわからないが、アンビーと聞こえる)がカムアウトしたんでしょう?」と聞くと、「なんで知ってるの!?」と驚かれた。
友人にはカムアウトしていないので、返事に困って、「日本の雑誌で見た」と答えた。
「雑誌で?こんなことが話題になるなんて、日本はおかしい!」と、エキサイトし始めた。
「たしかにこれはドイツでも話題になったし、アウト後、彼女の人気はさらに高まった。」
(そうなんだ~)
「でも、それだけのこと、たいしたことじゃない。意味がないって言ってるんじゃなくて、彼女は当然のことをしただけ。」
「うん、そうだけど、日本じゃカムアウトしている有名人がいないに等しいから、やっぱり話題になるんじゃない?」と私。
「あー、そういえば、なんで日本のテレビには、あんな騒がしい女性的なゲイばかり出てくるの?日本人は皆、あれがゲイだと思っているかもしれないけど、違うのよ、みんなごく普通の人ばかり」
(いや、それは知ってるけど・・・)
「街を歩いていても、どの人がゲイかなんて、絶対にわからないから!」
(いや、私ならわかるかも・・・)

  annewill140.jpg

あ~でもやっぱりこうした「high profile」ビアンに、日本でもカムアウトしてもらいたいなあ。絶対たくさんいるはずなのに。
私の学生時代の後輩で、当時から明らかにビアンだった子(女の子と付き合っていた)が、今大学教授になっている。ネットで検索したら、プロフィールと画像が出てきた。独身。しかし画像を見ると、昔はボーイッシュで可愛かったのに、今は「井脇 ノブ子せんせー」になっていた・・・。

世界でも、たとえばLisa Randall博士(「5次元世界」の理論で有名、ハーバード大教授)のような無敵の女性がアウトしてくれたら、と思う。いや、セクシュアリティは全く不明だが。離婚して、娘がひとりいる。

  lisa3.jpg
         講演中のLisa Randall博士

ハーバード大、プリンストン大、マサチューセッツ工科大の終身教授権を持ち、5次元世界が証明されればノーベル賞も間違いなし。加えてこの美貌。授賞式には女性のパートナーと出席・・・ということが、あながち夢でもないような、ゲイオーラを感じる。
それに、リサは、Anne Willの彼女のMiriam Meckel(こちらも大学教授)と良く似ている。

  lisa1.jpg  miriam.jpg
          リサ                ミリアム

ブログ1周年について書こうと思ったのに、話がどんどん逸れていった。
まあ、今年も1年、こんな感じでやっていきたい。
「独自の話題を独自の視点で」、更新していきたい。

FC2 同性愛 Blog Rankinglogo25.jpg
スポンサーサイト
2008.11.19 Wed
20081115 003b  20081115 005b
 わっくんお手製名札。右は私の大好きな三段跳びathlete、タチアナ・レベデワ。

総勢41名、15日(土)のオフ会に参加してくださった皆様、ありがとうございました!
今回は、1、2次会とも2丁目+貸し切りということで、他のお客さんやお店の人の目を気にすることなく、楽しめた。参加者の皆様の様子を、ひとりひとり、ざざざっと紹介したい。

毎回遠方より参加してくれてるのに物静かで控え目なアクセル(私と性格同じ)、ヨーロッパ帰りで「Lesbian Sex」(101個の体位本)を回覧してくれたあずき(私はバックから・・がきれーでお気に入り)、お世話になってるアンねーさんとお初のゆかりさんは、中身おやぢのねーさんを尻に敷いてる感じがナイス。イチ&ポチはポチさんがコンタクト効果か垢抜けて、ますますおふたり見た目もぴったり、うづき&とまとさんはお初参加で最初は区別がつかないくらい良く似た、こちらも雰囲気ぴったりカップルさん。フェミニンで美人なお初えまさんは、同じくフェミニンで信頼出来る彼女さんが早く出来るといいね、久々再会エンダウさんは、落ち着いた穏やかな雰囲気が今も変らず、aubeは「目力が凄い」と言われていたけど、ただぼうっとしてただけに違いない、と付き合い長い私の推測。

聡明な少年みたいなお初オチオさんはニコニコ笑顔、kins womynのドン・おーちゃんは「オーラが凄い!」と熱い視線を浴びていたけど、こちらも実はただぼうっとしていたに違いないと推測。おーちゃんと同じくらい長身のかんさんは2次会会場に先導ありがとー、最後記憶はいかに?Cocoさんは聴覚障害があると聞いていたけどすごくクリアな発声で、全く気づかず、びっくり。英国帰りのさやちゃんにはそちらの話をもっと聞きたかったけど次回甘味部でよろしく、同じく甘味友達サリーちゃんには体調を気遣ってもらって嬉しかったよ、大阪からのsheepさんとはスーザン・ソンタグ話が出来てびっくり、相当な読書家ですね。久々JUN&ルゥはますます成長していて驚いたけど相変わらず仲良し。

でりぼは逆に痩せたかな?と思ったけど、まったりのんびりの雰囲気変らず、pata&mariは前回よりずっと慣れた感じで、いいコンビぶりを発揮、アフリカ帰りのペペちゃんはフットワーク軽くあちこち移動しておしゃべり、次回甘味ヨロ。ponさんはそうだ、お初だったのね!と忘れてたほど、1、2次会のお手伝いさんきゅ~~、まりまりはいつになく決まってるわ!と思ったのに最後はいつものよっぱらいでちょっと安心、みやんさんは相変わらず小柄で可愛く学生のような初々しさ健在、今回1番遠い宮崎からの参加、Muu&Riiさんはカップルさんにはあらず、でも楽しんでいただけたようでホッ。そして店に入るなり空気が変るのがゆうゆでキメキメ、4次会でマドンナに行きたかったのに起きていられない人がいて行けず、ゴメンね、でも1月のバースデイライブ、応援してます!

Tokyo Wrestlingカイザー・ユキさんとは先月某所でナンパ・・じゃなくてたまたま出会って、以来愛が芽生え・・なかったけど、レズビアンカルチャー!を取材側で孤軍奮闘する彼女を、レズビアンカルチャーオタの立場で応援したいと思っている。そしてyukiちゃんはコーラがお好き・・とインプット。由利子ちゃんは早い時間から店前で「kooオフこちら」と手作り看板を持って案内してくれてて本当に感謝!ランチ&アリーは久々だったけどふたりの揺るぎない安定した関係が表情にも身体(?)にも現れてた。ロングヘアで女らしいお初Luruさんはニコニコして人懐っこい雰囲気、レオさんもオフではお初、熱く語ってくれるのがいい感じ、禁煙共にガンバロー、最近また若返った?れらさんは二次会からだけど存在感たっぷり、41人分の名札を作ってきてくれたわっくんにはめっちゃ感謝、ひとりひとりのイメージに合わせて、後ろの写真を変えてくれた。私の上右の写真を見て、「ラン・ローラ・ラン!」と勘違いした人もいたけど、こちらのページから探して作ってくれた。最後に、影は薄くても、いつでも縁の下の力持ちの小月、ほんとにありがとー。

2次会の後、キンズとマドンナとミックスバーのほぼ3箇所に分かれて、3次会に行った。私はキンズに行ったが、3次会でお会いできたnorikoさん、ショーさん、乙犬さん、次回はぜひオフでお会いしましょう。そのキンズで300円でカクテルを飲もうとした(お金間違えた~)酔っ払いはワタシです。酔って携帯に気づかず会えなかった(ゴメン~)M&Wさんも、次回ぜひ。
その他、途中でキャンセルになって、当日会えなかった方が数人。合計、何人だろう、50人以上の人とメールのやりとりをした。今はやっぱり虚脱感。次回のオフがいつになるかわからないけど、もう少し少人数のオフや、関西オフなども考えているので、機会があったらお初の方も、ぜひ参加してみてください。
そしてチャット!オフの前後は参加者12人+閲覧者12人、とかすごいことになっていた。初心者には手取り足取り、慣れている人が親切に教えてくれると思うので、勇気を出して入ってみてください。

FC2 同性愛 Blog Rankinglogo16.jpg
テーマ:女性同士の恋愛。 - ジャンル:恋愛
オフ会    Comment(25)  TrackBack(0)   Top↑
2008.11.12 Wed
ツタヤの1ヶ月無料宅配レンタルを利用して、何本かDVDを見た。
「以前から見たかったけどなんとなく見逃していた」ものを中心に借りた。

1番感動したのは「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」なんだけど、
「子供たちが可愛くて涙が出そうになった」 と彼女に言ったら、
「ぎゃ~~、やめて~~、イメージが~!!」 と言われた。
イメージって、何を今さら・・と思ったが、私がナルニア見て感動する姿など、想像も出来ないらしい。
でも白状すると、加齢と共に、可愛いものに心惹かれる今日この頃。
そのうち、キティちゃんやミッフィーを見て、涙ぐんだりする日も近いかもしれない。

ナルニアは、ティルダ・スウィントン見たさに見たけど、その他見た中で、ビアン物やビアンテイストな作品を紹介したい。

ウォーターメロン・ウーマンウォーターメロン・ウーマン
(2001/05/25)
シェリル・デュニエ
グィネヴィア・ターナー

商品詳細を見る

この作品は、主演及び監督・脚本、ひとり3役のシェリル・デュニエ(DVD・写真右)が本当に可愛くてチャーミングで、それだけで見る価値あり。
「Go Fish」に主演していたグィネヴィア・ターナーとV・S・ブローディが出ているということで、DVD発売当初、あちこちのレンタル屋で探したが、見つからなかった。今回やっと、見ることが出来た。

シェリルは、映画作家を目指しビデオレンタル店でアルバイトをしている黒人レズビアン。
「ウォーターメロン・ウーマン」と呼ばれる30年代にハリウッドで活躍した黒人女優を知り、彼女のドキュメンタリーを製作する。撮影が進むうち、「ウォーターメロン・ウーマン」の本名や、彼女がレズビアンであったという事実が明らかになってくる・・・ 。

以上が、簡単なストーリー。
シェリルが、どの作品にもほんの端役で出てくるだけの女優に、何故だか心惹かれ、調べていくうちに、「あ~~~、お仲間だ!!!」と判明するシーンが、いかにもありそう。
私も、好きな女優、好きなmusician、好きな作家、好きなアスリート・・・後々ビアン、ゲイと判明したことが、何度あったことか。「なんで気になるのかわからないけど、なんだか気になる」というケースが、1番アヤシイ。たいてい、こっち。

本当は、「レズビアン、黒人女性」と、二重のマイノリティを扱っていたりと、テーマは重い。でもさくさく進んで、暗さは全く感じられない。ついでに言うと、深みも少し足りない。もう少し突っ込んで描いてもよかったと思う。
「Go Fish」のグィネヴィア・ターナーは、シェリルの恋人役で登場するが、V・S・ブローディ(Go Fishの短髪の方)はどこに出てくるのかと思ったら、1シーンだけ、おかしな役で登場して、笑った。最高!
爽やかで、重すぎず、レンタルで見るにはちょうどいい作品だと思う。

そして、もうひとつ、本人がビアンのドキュメンタリー映画が、こちら。

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 コレクターズ・エディションアニー・リーボヴィッツ
レンズの向こうの人生
コレクターズ・エディション

(2008/09/05)
ジョン・レノンオノ・ヨーコ

商品詳細を見る

アニー・リーボヴィッツは、世界的に有名な写真家。
この映画の公式サイトを見ると、アニーの名前は知らなくても、写真は有名なものばかりで、きっと誰もが見覚えがあると思う。

でも何より驚いたのは、アニーの恋人がスーザン・ソンタグだったこと!!
公式サイトのこのページの上部、「Susan Sontag」のところをクリックすると、スーザン及びアニーとの関係が、詳しく書いてある。
10年近く前、朝日新聞に載っていた、スーザンと大江健三郎との往復書簡はよく覚えている。天才二人、アメリカの知性と日本の知性のやりとりだった。

映画の中では、アニーとスーザンとの関係が、断片的にしか描かれていない。
このあたりをもっと突っ込んで描いてほしかった。監督がアニーの身内(妹)なので、逆に突っ込めなかったのか。
ふたりが出会って15年、2004年にスーザンが71歳で亡くなるまで、恋人同士だった。

  annie1.jpg
           アニー・リーボヴィッツ

  sontag1.jpg
           スーザン・ソンタグ

  sontag2.jpg
          おまけ。若かりし頃のスーザン

スーザンの死の瞬間まで写真を撮り続けたアニーが、悲しかった。
多分そうやって正気を保っていたんだろうけど。
泣いているアニーは痛々しかったけど、でも普段は本当に男らしいというか、豪快なおばちゃんだった。仕事のときは、相当怖そうだ。この怖さ、おばちゃんっぷり・・・誰かに似てると思ったら、カーリー!

   karly1.jpg

この前テレビの特集で見た、仕事場でのカーリーは、ものすごく怖くて厳しそうなおばちゃまだった。怒鳴りまくりん。
でも、私のような素人にはわからないが、専門家の方に聞くと、彼はもうほんっとに「卓越した才能」の持ち主らしい。そのあたりもアニーと一緒。

アニーにはまだ幼い3人の子供たちがいるが、これに関しても、映画の中では詳細は語られなかった。アニーは59歳なので、てっきり養子かと思ったが、後で調べたら、長女は51歳で出産(人口受精)、その後双子を代理出産で授かったとか。
このように、断片的にはアニーの私生活が紹介されるが、詳細は語られない。だからこれはきっと、「アニーの半生のドキュメンタリー」と言うより、「アニーの仕事上(写真集、個展)の壮大なる宣伝ドキュメンタリー」なんだろう。

それでも、写真好き、セレブ好き(セレブの写真が多い)、ビアンの人(特にフケセン)には、それなりに楽しめる作品だと思う。私も写真をん十年撮り続けているけど、人物写真=洞察力だと、改めて思った。

FC2 同性愛 Blog Ranking logo20_20081106000019.jpg
2008.11.06 Thu
11/3、パフナイトに行った。
パフスペースの以下の告知を見て、面白そう!と思って行って来た。

  今年になってからNHK教育テレビの福祉番組『ハートをつなごう』で
  新シリーズ「ゲイ/レズビアン」と「LGBT」シリーズが
  放送されているのを御存知ですか?

  反響を呼び起こしながらシリーズは長期にわたって継続する模様。
  さらに今後、11月1日(土)21時30分から2時間にわたって
  『ETVワイド・ともに生きる』でLGBTが取り上げられます。

  そこで11月のパフナイトは『ETVワイド』放送2日後に緊急開催!
  NHKから担当ディレクターをお招きして番組の制作秘話や、
  「セクシュアル・マイノリティ」というテーマに取り組み始めて
  感じたことを、率直に語っていただきます。

  テレビは「虹」の多様性をどこまで映し出せるものなのか?
  メディアとしての可能性や限界などについても考えながら、
  NHKと始まった「新たな付き合い」を今後さらに
  豊かで実りあるものに深めるために・・・。ぜひ、
  ホットな感想を直接ディレクターに語りにパフスペースまで!


上の告知文の中で、触発されたのは、最後の「ホットな感想を直接ディレクターに語りに」の部分。NHKのこうした特集はほぼ見ていて、見るたびに感想(メール)を番組に送ろうかな、と思ったけど、なかなか時間もなく、過ぎていった。
それが、直接担当ディレクターの話を聞けて、意見や感想も伝えられるなんて、なかなかないチャンスだ、と思い、初めてパフナイトに参加した。

パフナイトの告知の方には、「ハートをつなごう LGBT」と「ETVワイド LGBT」の担当ディレクター・細見明日子さんが来られるとあったが、「ハートをつなごう 性同一性障害」と「ハートをつなごう ゲイ/レズビアン」の担当ディレクター・今村さんも来られていた。
細見さんは同年代か?見てすぐに、「あ!きっとあの人がディレクター!」とわかった。
今村さんは、まだ若い男性で、最初、てっきりゲイのスタッフかと思った。
4名のパフスペース・スタッフの方たちが司会、進行をされた。その方たちが番組に対する感想、意見、質問を述べ、それに対してディレクターお二人が答える、という形で進んでいった。

さすがNHKのディレクター、受け答えが上手いなあと思った。そつなく、感じ良く、正直に、率直に、過不足なく語ってくれた。これって、私が番組から受ける印象と同じだ。
私はどの番組も、よく出来ていると思う。1日に見た「ETVワイド LGBT」も、これだけを見れば、とても良く出来ている。若い人の悩みを、いろいろな切り口から提示し、それを解決すべく取り組んでいる個人やカップルや親を紹介していた。
ただ不満は、2時間もあるのに、登場する当事者が全て10代~20代の若者のみ、ということ。まあ最初だからだろうとは思ったが、今後も回を重ねていくなら、ぜひもっと上の世代も取り上げてほしいと思った。そしてそれこそ、今回、直接伝えたいことだった。

具体的に、ディレクターおふたりの発言で印象に残ったのは、「番組に関わる以前にLGBTの知り合いはいたのか?」の質問に対して、全くいなかった、いたんだろうけど気づかなかった、ということ。今村さんの方は、「ハートをつなごう 性同一性障害」をそれ以前に担当していたので、多少知識はあったようだけど、細見さんの方は今年6月に担当になるまで、LGBTについて何も知らない、何もわからない、本当にゼロからの出発だったようだ。
そして細見さん、表現は忘れたけど、「わからないことを聞いてもいいのかどうか、わからない」というようなことをおっしゃっていた。つまり、これを聞いたら相手を傷つけるんじゃないか、失礼にあたるんじゃないか、と思ってしまう、ということらしい。
そんな必要はない、とスタッフからも意見が出ていたが、何もわからないストレートの人がそう思うのは当然だと思う。そして、そう思わせる雰囲気を、私たち当事者が知らずに作り出している部分もあるかもしれない、と思った。

この日、番組内で使われていた言葉や表現をとらえて「気になる」という意見が時折出されていたが、私は全く気にならなかった。言葉の裏にある、明らかなフォビアに対してはNO!と言うべきだけど、別にそうしたものはNHKの番組には感じない。逆に、非常に慎重に作られていると思う。
あまり相手の言葉遣いや表現に過敏になると、ただでさえ多少おっかなびっくりの制作者サイドを、さらに萎縮させるんじゃないかと思った。もし、無知による発言や失言があれば、「いや、それはこうなんですよ」と、ただ事実として伝えればいいんじゃないかと思う。

1時間半くらいは、パフナイトスタッフとディレクターのやり取りだった。
最後の30分くらいが、参加者の意見・質問タイムだった。スタッフの1人や他の参加者からも、私が言いたかったことと似たような意見が出ていたので、発言はやめようかなあと思ったけど、せっかく来たんだから!と思い直し、ハイ!と手を挙げて、発言した。
・・・思い出すと、めっちゃ恥ずかしい。緊張すると、すごく早口になる。そして、わーわーしゃべっている間も言いたいことが次々頭に浮かび、混乱してうまくしゃべれなかった。
でも話し終えて座ると、パラパラと拍手が起きていた。きっと同年代の方たち(若くはない方も結構多かった)が賛同してくれたのかなあと思う。何を話したのか思い出して、書いてみよう。

  まず、「ETVワイド」の中で、若者が「私たちにはロールモデルがない」と言って
  いたけど、そんなことはないんじゃないか。私たちの年代は、今こうしてここにいる、
  生き抜いてきた、というだけで、立派なロールモデルだと、私は思っている。
  私のように、結婚ー離婚をして、ロールモデルという点では失敗例と思われる
  生き方からだって、若い人は沢山のことを考えたり、学んだりできるはず。
  だから、今後はもっと上の年代も取り上げてほしい。
  出来れば、シニア特集をしてほしい。


このとき、てんぱった私は、自分のことを繰り返し「失敗例」と言ったけど、別に私は自分の生き方を何も恥じてないし、プライドも持っている。

  また、日本全国にいるはずの50代、60代、70代、80代・・のLGBTのためにも、
  もっと上の年代のことを取り上げてほしい。人口の3~5%いると言われている
  LGBTは、どの年代にも同じように存在する。
  私は、私より上の年代の人にほとんど会ったことがないが、今、その方たちは
  どんな風に生きていらっしゃるのか。
  結婚して、自分の人生はなんだったのか・・・という思いを抱いている方や、
  孤独の中で生きている方もたくさんいらっしゃるはず。
  その方たちが、少しでも勇気づけられたり、励まされたり、転機になったり・・
  というためにも、若い世代だけでない、上の年代のLGBTを取り上げてほしい。


これに対する今村さんの答えは、「もちろん」ということだったけど、なにしろまだ始まったばかりなので・・・という感じだった。私は、「ああ、言い終わった~~」という安堵の中にいたので、なんと言われたのか、あまりよく覚えていない。

帰ろうとしたら、何人かの方に、「なんというブログですか?」とか「ブログのURLを教えて下さい」と声をかけられた。発言の中で、少しこのブログについて触れたからだろうけど、嬉しかった。(ご覧になってますか!?) 
一人の方には、「あ、もう見てます!お気に入りに入れている!」と言われ、これも嬉しかった。

NHKでは、今後もこうした特集を続けていく予定ではあるけれど、どこまで続くかは反響次第、ということのようだ。そして、とにかく「メール命!」と感じた。NHKスタッフは、LGBTについて何もわからない状態から、視聴者のメールを頼りに取材を重ね、番組を作っている。
NHKのLGBT特設サイト「虹色」の中の「LGBT 体験談・メッセージ募集」コーナーに、皆さんもぜひメールを送ってみては。番組の感想でも、ご自身のセクシュアリティについてでも、なんでも構わないようだ。かく言う私も未体験だが、近々ぜひトライしてみたい。

  
  ※最近ずっと放置していたら、ランキングが下がりまくっていた。
    ここのランキングは、バナーのクリック数のみで順位が決まるので、
    よろしかったらぜひクリックを!!ご協力、お願いします。
              ↓     ↓      ↓   
FC2 同性愛 Blog Ranking logo20_20081106000019.jpg
Template by まるぼろらいと まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。