ビアン通信 2010年03月
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2010.03.29 Mon
先日、「オタク川柳」なるものの存在を知った。
これがすごく面白くて、私も応募したい!と思ったけど、募集は年に1度で、今年度の結果発表が終わったばかりだった。残念。
そのとき、ふと思った。「ビアン川柳」を企画してみたら、どうだろう?結構、盛り上がるんじゃないか?
それで、ツイッターで聞いてみた。たくさんの人が、面白そう、応募してみたい、と言ってくれた。
そんなわけで、「ビアン川柳」コンテストを開催します!
以下が、詳細です。

■「第1回ビアン川柳」コンテスト (2回目があるのか!?)
(1)募集内容
 ビアン川柳と名づけましたが、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)を
 題材にした川柳なら、なんでもOKです。 くすっと笑える、爆笑を誘う、あるあるある・・とうなずける、
 そんな楽しくユーモアのある作品を、お待ちしています。
 
(2)応募期間
 3月29日(月)~4月5日(月)昼12時

(3)応募方法
 ・こちらの応募フォームより、必要事項に記入の上、送って下さい。
 ・おひとり5作品まで。一度に送っても、分けて送っても構いませんが、上限は5点です。
 ・応募していただいた作品は、随時blog上にアップしていきます。
 
(4)投票について
 5日に締め切った後、応募作品全てと投票フォームを、こちらにアップします。
 気に入った作品を選んで(恐らく2点)、投票フォームより投票してください。
 作品は応募できなかった、という方も、投票の方でぜひご協力ください。
 投票期間は数日~1週間ほどを予定しています。
 この投票の時点までは、だれの作品か、というのはわからないようにします。

(5)結果発表
 投票によって、
  ・大賞
  ・優秀賞数点
 が決まります。数点、と書いたのは、どれくらい応募があるのか、まだ全く予想がつかないためです。

(6)賞品(?)及び特典
 うーーん、まだはっきり決まっていません。
 決まっているのは、
  ・大賞は、しばらく「ビアン通信」のタイトル部分(「海外Queer話題+コラム・・・」のところ)を
   その川柳に変えて、アップします。
  ・優秀賞は、このブログのサイドバーのどこかに、しばらくアップします。
  ・私kooのhug&kiss。 ・・・え、いらないって!?  
     辞退者続出になりそうなので、気持ちだけおくらせていただきます。
  ・もしも受賞者がアスリート好きな方なら、お好きなアスリートの写真(koo撮影)を差し上げます。
   (テニス、バレー、バスケ、陸上、水泳など。殆んどが競技中のものですが、たまにオフ写真もあり)

こんな感じでやってみたいと思います。
コンテストと言っても、順位を競うのが目的ではなく、楽しく遊ぼーー!が趣旨です。
恋愛、セクシュアリティ、人間(姉妹)関係、イベント、2丁目・・・など、私たちの身の回りで起こる
様々なことを川柳に変えて、遊び倒そう! というのが目的です。
大賞、優秀賞以外の川柳にも、出来れば一つ一つに愛のコメントをつけて紹介したいと思っています。
あとは、何か特設ページのようなものを作って、しばらく全応募作品を見れるようにしたいと思っています。

この企画が成功するかポシャるか、皆様の作品にかかっています。
1点でも2点でも構いません、思いついたらぜひ応募してください!
ご協力、よろしくお願いします!!
 


「ビアン川柳」、よかったらお友達にも宣伝してください。
こちらにも、1日ワンクリ、よろしくお願いします!
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2010.03.21 Sun
(1)をアップした後、反響がすごく大きくて、びっくりした。
Twitterの方では、「押して!押して!押し倒されろ!」のゆうさんはじめ、たくさんの方が取り上げて下さって、おかげでいろいろな意見に触れることが出来た。(私が(1)の冒頭で書いた、「興味深いやり取り」の発端となったのは、ゆうさんのツイートだった)
ストレートの方からもいくつかメッセージをいただき、それも嬉しかった。

Twitterを見ていたら、

  日本では、なぜ「レズビアン」が「レズ」と「ビアン」に分かれちゃったんでしょうね。
  ふつうに「レズビアン」でよかったのに。

と書かれていた方がいて、ちょっと笑ってしまった。たしかにその通りだ。
そんなわけで、「レズ」に引き続き、「レズビアン」、「ビアン」について書いてみたい。

私は、60年生まれだ。(計算しない!)
思春期を迎えて、最初にしたのが辞書を引いたこと。「同性愛」の項目。
そこにはまあ、異常性欲とか性倒錯とかおどろおどろしい言葉ばかり並んでいたわけだけど、「レズビアン」という言葉や項目があったかどうかは覚えていない。(多分、あったと思う)
その辞書を引いたときの衝撃は、もう言葉に出来ないほど大きなものだった。が、私はさらに、「自分は何者か?」と知りたくて、学術書を片っ端から読んだ。
うちには、親の仕事の関係で、精神医学の本や心理学の本が山ほどあった。
どの本にも必ず「同性愛」の項目があって、読むとさらに落ち込むことばかり書いてあった。その内容はともかく、lesbian、レズビアン、レスビアン、といった言葉も並んでいて、言葉の起源なども知った。

そう、レビアン!!!
かつてはなぜか、レスビアンと書いてある本も、レズビアンと書いてある本もあった。
まあ「leSbian」だからだろうけど。
リリアン・フェダマンの名著「Odd Girls and Twilight Lovers」の翻訳本(96年)も、「レスビアンの歴史」というタイトルになっている。
一体どっちやねん?と思っていたけど、人々が口にするのは「レズビアン」だったから、こちらが正しいんだろうと思った。

余談だけど、そうした本には、なぜ同性愛者になるのか?といった考察も、いろいろ書かれていた。
脳がどうの・・とか、親子関係が原因とか、胎児のときになんらかの刺激が・・・とか。
どれもこれも私には納得出来ないものだったけど、時は70年代~80年代はじめ。同性愛がバリバリ病気、異常とされていた時代だったから、私がどう抵抗しようと無駄だった。
でも、思っていた。

  なんであたしがヘンタイなんだよ!!!

どうしても納得できなかった。
それで、雑誌、新聞などで、同性愛関連のどんな小さな情報でもいいから飛びつき、小説、映画、作家、シンガー、アスリートなど、同性愛と思われる作品や人を探すことに没頭した。
これが今の私のゲイダー、オタの原点だ。
誰も、「あなたはおかしくない、それでいいんだよ」と言ってくれる人がいなかったから、自分で自分に「大丈夫」と勇気づけるしかなかった。
1番勇気をもらったのは、ナブラチロワだった。国を捨て、カムアウトし、親からも縁を切られ、大変な苦汁をなめ、それでも女王として君臨し、人々からあんなに尊敬されている!本当にミラクルな存在だった。(当時はまだ、あんなに女性と別れるのが下手な人だとは知らなかった)

話がそれたが、「レズビアン」。
90年に入って、WHOの「病気ではない」宣言がきっかけだと思うけど、突如ゲイブームがやってきた。
雑誌やテレビで盛んにゲイ・レズビアン特集が組まれるようになり、キンズやたまごなどのビアンバーが出来、2丁目が頻繁に紹介され、ラブリス(ミニコミ誌)が生まれ、その主宰者であった掛札悠子さんが日本で初めて本名・顔出しでマスコミに登場されるようになった。

そんな中で、「今こそ誇りを持って、レズビアンを名乗ろう!」といった空気が、たしかにあった。
この名乗るというのはカムアウトのことではなく、自称という意味。
「レズ」という単語は、あくまで非当事者が当事者を侮蔑するために使った言葉であり、レズビアンの自称として存在していたわけではない。
そんな「レズ」に対して、「私たちはレズじゃない、正式名はレズビアンですよ!」といった動きがあった。
闘う系の方たちは、「私たちレズビアンは~」と、レズビアン、レズビアン、と連呼していた記憶があるし、掛札さんの著書のタイトルも、「『レズビアン』である、ということ」だった。

(その前、80年代はどうだったかと言うと、初めて2丁目に行った82年は、皆「同性愛者」と自称していた記憶がある。「レズビアン」とも言ってたかもしれないが。この辺りは、すごく昭和の香り。)

そんな正式名である「レズビアン」だけど、自称としてはあまり定着しなかった。
「レズビアン」には抵抗のある人も多かった。
ひとつには、「レズ」同様、ポルノのイメージが強かったこと、また、今まで肯定的に「レズビアン」という言葉を使われたことがほとんどなかったこと、などが挙げられると思う。
でも、1番の理由はこれだと思う。

   なげーーーよ!

5音節で2つも濁音がある。しかもそれが連続(ズビ)している。
見たり書いたりする場合には、パッとかたまりで目に飛び込んでくるので問題はないが、口にするのは困難だ。
私が「レズビアン」を口にする場合、まず「レズ」で苦しかった青春時代が走馬灯のように蘇り、「ビ」で涙目、「アンー」で、「ああ、言い切ったーーー!」という達成感と疲労感でぐったりしてしまう。
それが、「レズビアン」。

自称としての「レズビアン」が定着しなかったために、いくつかの候補が浮かんでは消えていった。
外国では、女性も男性も同性愛者は「ゲイ」と呼ぶから、日本でもそう呼ぼう、という動き。
でもやっぱり「ゲイ」じゃ男か女かわからないから「ゲイ・ウーマン」と呼ぼう、という動き。
他にもいくつかあったように思うが、いずれも定着せずに消えていった。

そんな中で、いつの間にか広まり定着したのが、「ビアン」。
90年代前半には聞いたことがなかったので、90年代半ばか後半に出てきて、ネットの爆発的な普及(98年)に乗って、全国的に広まったのだと思う。
「レズ」は非当事者によって押し付けられた言葉だが、「ビアン」は初めて当事者の中から生まれて定着した言葉だ。しかも、候補は他にもいくつかあったのに消えていき、唯一残った。
いわば、「レズビアン呼称界のサラブレッド」と言ってもいい。

サラブレッドなだけに、「気取ってる」とか、苦労知らずで「なんかダサい」と言われることもあるようだ。(Twitter調べ)
でもまだ生まれて10年ちょっと。長い目で見てほしい。
それに、言葉はネガティブな気持ちで使っていると、どんどんネガティブな性質のものになっていく。
その単語が好きとか嫌いとかはあっていいと思うけど、使う以上はポジティブな気持ちで使いたい。
それに、「ビアン」という言葉がダサいとすると・・・

  ビアン通信って、まじダサい!!

ってことになる。ひーーー。

でも私はこのタイトルが気に入っている。これは、ブログを作ろうと思ってすぐに浮かんだタイトルだ。
別に蔑称を避けてとか、そんな意図は全くなく、直感的に5秒で決まった。
私が持っていた「ビアン」という呼称へのイメージは、歴史がなくてなんだか軽いなあ、というもの。
でもその軽さが、真面目なんだか冗談なんだか、真剣なんだかミーハーなんだか、混然としている、私のキャラとこのブログのイメージに、合っていると思った。(自画自賛)

ダサい、って言われるなら、ダサくないように使い倒してやる!って思っている。

それに、やっぱりこの「ビアン」で救われた、という人はいっぱいいると思う。
20代の若い人たちでも、「レズ」と聞いただけでぴくっと反応してしまう、「レズ」も「レズビアン」も口に出来ない・・・という人をたくさん見かけた。
ある人は、親の偏見がひどくていつも差別的な言葉で傷つけられる、またある人は、高校のときに噂になって散々「レズ」と陰口を叩かれたから、「レズ」も「レズビアン」も口に出来なくなった、「ビアン」という言葉を知ったときは本当に嬉しかった・・と書いていた。

私は時々、地方に住んでいる20代の人たちからメールをもらう。
それを読んでいると、デジャブのように、私たちの若いときと何も変ってないんじゃないか?と思うことがある。
親に全く理解がない、まわりにセクシュアリティについて話せる友人がいない、もちろん出会いもない・・・。

この世界も、強い立場にいる人、恵まれた人、発言力のある人の声がクローズアップされがちで、本当は一番汲み上げなきゃいけない立場の人の声が、反映されにくい面があると思う。
そしてそれはそのまま自分に跳ね返ってくる。
以前、付き合っていた人に言われた。

  あなたはとても強い人だけど、世の中、そんなに強い人ばっかりじゃないんだよ。
  弱い立場の人もいっぱいいる。
  もっと、そういう人たちのことを考えないと、ダメだよ。

(1)で書いた、「レズ」と自称することに関しても、まだ迷いがある。
(誇りを持って「レズ」と自称しようとしているその気持ちはわかる、でも本音を言えば、やっぱりイヤだ、「レズ」っていう言葉は聞きたくない!)
そう思っている人が、本当はたくさんいるんじゃないか?
いまだに傷ついている人がたくさんいる中で、今自分が使うのは、時期尚早なんじゃないか?
もちろん、日常で使うときには、気心の知れた人といるときにしか使わない。その人にどんなバックボーンがあるのかわからないときには、使わない。でもこうしたブログでは?
そう思う一方、ギャグにからめて使い倒してやる!「レズ」のイメージを変えたい!そんな気持ちもある。
どう使っていくのが一番いいのか、まだ私の中で考え続けている。

私は個人的には、欧米のように、「ゲイ」が女性も男性も同性愛者全般を指す言葉になればいいのに、と思っている。男女で分ける必要はないから。それになんと言っても、「ゲイ」は言いやすい。
ただ、今だと「私はゲイです」と言っても、「??」となるから使っていないが、それも使う人がどんどん増えれば変っていくんじゃないか。トライする価値はあるかもしれない。

長々と書いてきた。
どんな言葉を使うにせよ、その言葉の背景にあったものは、忘れないでいてほしい。
「レズビアン」の過去を知り、今を知り、過去を見つめ、未来を見つめていってほしい。



久々に1位に復活することが出来ました。ありがとうございます!!!
つかの間の1位気分を・・・1日ワンクリ、よろしくお願いします!
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2010.03.14 Sun
先日、ツイッターを見ていたら、「レズって蔑称なんですか?」と多分ノンケの人からビアンの人に質問があり、そこに端を発していろいろな人がいろいろな意見を入れていて、興味深かった。
私もそこにからみたいと思ったが、140字じゃとても書ききれないと思い、あきらめた。
レズ、レズビアン、ビアンなど、女性の同性愛者を表す言葉はいくつかあるが、それらについて今思うところを書いてみたい。

私は、「レズ」という言葉を、ここ1~2年、使っている。
それまでは、使おうとしても、口にしようとしても、出来なかった。私が若い頃、「レズは蔑称ですか?」どころではなく、蔑称も蔑称、大蔑称だったから。「レズ」は私に、かつての苦しかった時代を思い出させる。今でも口にするたび、胸が痛む。本当は、見るのも聞くのも嫌な言葉だった。

じゃあなぜそんな言葉を、使い出したのか。
それは、時代の流れと共に、「レズ」の言葉の持つイメージが、変ってきたと感じるから。
当事者も、非当事者も・・特に若い人は、レズ=女性同性愛者、という意味以上の、なんらマイナスのイメージなく使っていることが多い、と感じるから。

蔑称とは、そもそも「蔑む対象」があって、はじめて成立する言葉。
若い人たちが、「レズ」を屈託なく使えるのは、蔑称だった時代を知らないこともあるだろうけど、もはや同性愛者が侮蔑や嘲笑の対象ではなくなってきたことの証しとも思える。それは喜ばしいことだと思う。
もちろん、世の中がそんなに単純ではないこともわかっている。依然として、そうした侮蔑や差別はある。
でも現在は、同性愛は病気ではなく性指向のひとつであり、同性愛者だからという理由で差別してはいけない、ということになっている。それがたてまえに過ぎない人もいるだろうけど、実際に同性愛に否定的な考えを持たない人や世代も確実に増えていると思う。

90年にWHOが「同性愛は病気ではない」と宣言するまで(国際疾病分類から外されたのは93年)、同性愛は長い間病気であり、治療の対象だった。性的異常、異常性欲、性倒錯とされていた。当時は辞書で「同性愛」や「レズビアン」を引くと、そうした言葉がずらりと並んでいた。
性的異常者であり、変態なんだから、同性愛者のことは蔑んでもよかった。いや、そこまではっきり口にする人は当時でも少なかったと思うが、人々の意識の中ではそうだった。

以前にも書いたが、82年、私が初めて2丁目に行ったとき、そこで出会ったひとりの人は、
薔薇族を買いに行って、レジにいた店員に
「あ、こいつ、レズだぞ!」
と叫ばれ、そこにいた人たちに
「レズ!レズ!」
となじられ、逃げ帰ったと言っていた。

またある人は、親にレズビアンであることがばれ、「このレズが!」となじられ殴られ、無理やり精神病院に入れられた。
そしてこれはーいつか機会があれば書いてくださいと言われていたーまた別の人の話だが、その人が当時付き合っていた恋人と、急に連絡が取れなくなった。どうしたのかと思ったら、恋人は親にレズビアンであることがばれ、精神病院に入れられていた。
その後、その恋人は入退院を繰り返し、さらに、親から縁も切られ、仕事は医療関係だったので、精神病院に入院したということで職も失い、現在は生活保護を受けて暮らしているという。

いずれも80年代、現在は40代の人たちの話だ。ほんの20数年前のこと。
こうした過酷な体験をした人は少なくないが、実際に話を聞く機会はほとんどない。
心の傷が深すぎて、言えないんだと思う。

私には、レズ!となじられた経験はないが、忘れられないシーンがある。
90年代初め、WE(宿泊イベント)に参加したとき、私は子供のいるグループと一緒だった。ほとんどが離婚して子供をひとりで育てていたので、WEにも子供を連れて来ていた。私はひとりで参加していたので、お母さんたちがワークショップに参加している間、プレイルームのようなところで子供たちと遊んでいた。
「レズよ、レズ」
という声が聞こえたので、振り向くと、初老の女性が3人、窓辺に立っていた。その宿泊施設に来ていた地元の趣味サークルの人たちだった。
目に浮かんでいたのは、侮蔑でも嫌悪でもなく、恐怖の色だった。
恐らく生まれて初めて動くレズビアンを見て、しかも子供を連れている。全く理解できない、わけのわからないものに対する恐怖だったと思う。
そのとき私がどう感じたのか、よく思い出せないが、あの目の色だけははっきりと焼きついている。

当時、クローゼットにいたので、自分はひどい経験はしてないという人も多いが、どの人にとってもショッキングな出来事だったのが、佐良直美事件(スキャンダル)。
80年、佐良直美の元恋人だった女性タレント・キャッシーが、振られた腹いせに、芸能リポーターに密告した。歌にドラマに司会に大活躍の佐良直美だったけど、一大スキャンダルとなり、連日、レズ、レズビアン、とマスコミで叩かれ、消えていった。そのときの報道たるや、凄まじいものだった。
「レズビアンであることがばれると、あんな風に社会から抹殺されるんだ・・と、一生のトラウマになった」
と言った人もいた。
佐良直美は、そのへんの平凡なタレントではなかった。レコード大賞受賞歌手というだけでなく、東京の御三家のひとつ(美智子皇后も同窓)の出身で、深窓の令嬢、頭も抜群に良かった。クイズ番組は総なめ、話も上手くて紅白では5回も司会を務めた。今で言うとだれ?と聞かれても、思いつかない。それくらい非凡で人気もあった彼女なのに、まるで犯罪者のように叩かれ、消えていった。
(ただ、才能のある方なので、今は実業家として大成功されていて、それは本当に良かった)

「レズ」が蔑称か云々よりも、かつてそうした時代があった、そしてそれを知ることの方が、大事かもしれない。
若い人たちにとっては、単に歴史の一部かもしれないが、40代以上の人にとっては、それが通ってきた道であり、現実だったから。
「レズって蔑称なんですか?」と聞いたり、蔑称と知らずに使っている人がいれば、こうした過去を、歴史を伝えてほしい。

私にとって、若い人のように屈託なく「レズ」という言葉を使うことは不可能だ。
でも、かつての傷ついた自分、失われた過去を取り戻したくて、あえて「レズ」を使っている。
もちろん、嫌なものを無理やり使う必要はない。歯を食いしばり、額に汗して「レ・・ズ・・」という必要もない。
その時々に応じて、使いやすい呼び名を使えばいい。
たとえどんな呼び名を使おうとも、私は自分が同性愛者であることに、誇りを持って生きたいと思う。



「レズビアン」「ビアン」などその他の言葉についても書こうと思っていたけど、長くなったので次回に。
気に入ったら、ぜひ1日ワンクリ、お願いします!
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2010.03.09 Tue
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     左・Maria Riesch(ドイツ、25歳) 右・Lindsey Vonn(アメリカ、25歳)

上のふたりは、女子アルペンスキー界の双璧、ドイツのマリア・リーシュとアメリカのリンゼイ・ボン。
昨年のワールドカップでは、ボンが総合優勝、リーシュが2位。
今回のバンクーバーでは、アルペン競技5種目のうち、2種目(スーパー複合と回転)でリーシュが金!
ボンは、オリンピック直前に怪我をしながらも、滑降で金、スーパー大回転で銅だった。

ふたりはアルペンスキー界の双璧というだけでなく、国を超えての大親友。
この5年間、クリスマスも一緒に過ごすほどの大親友。(?)

と、ふたりのことに触れる前に、なぜこれを書くに至ったかを書きたい。
オリンピックが終わってから、そういえばgaydarが作動した人がひとりいたなあ、と思い出した。
でもなんの競技だったかも忘れてしまったので、メダリストの写真をひとりひとり見ていった。たしか金を取っていたから。そして、あ!この人!と発見した。それが、マリア・リーシュ。

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マリアは、テニスでも国内ランキングに入ったことがあり、サイクリング競技もしている。
182cmあり、抜群の運動神経!前回のトリノでは、直前に大怪我をして出場できなかったが、今回バンクーバーでは金2つという快挙を成し遂げた。
このマリア・リーシュのことを調べたら、この前たまたま紹介したリンゼイ・ボンと大親友であることを知った。

ふたりの関係について言及した記事は、どれもこれも意味深なんだけど、奥歯に物が挟まったような書き方ばかり。あーー、もどかしい!もっとはっきり書けばいいのに、と思ったが、ふたりは女子アルペンスキー界のスター。しかも、マリアは独身だが、リンゼイの方は2年前に結婚している。
結婚している女性が、女性の友人と大親友で、何がいけない!それをあれこれ詮索するなんて、下衆の勘ぐりだ!
・・・と、一応自分で自分を戒めてみたものの、「だってgaydarがクロ、真っクロって言ってるんだもんー」と、私の中で何かが囁く。てか、確信している。
そんなわけで、大親友マリア&リンゼイについて、ご紹介したいと思う。

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    スーパー複合でクラッシュして棄権したリンゼイを抱き締めるマリア

マリアとリンゼイが出会ったのは、10年前、15歳のとき。お互いにジュニアの世界タイトルを取った。
初めて会った時から、ふたりはすぐに意気投合したと言う。マリアはリンゼイの正直で率直なところが好きだと言い、リンゼイはマリアののんびりして自然体のところが好きだと言う。

19歳のとき、マリアがアメリカのリンゼイの家に遊びに行ってから、さらに仲が深まった。
マリアは英語を話し、リンゼイはマリアの影響でドイツ語を話すが、ふたりの会話はもっぱら英語だそう。
21歳のとき、クリスマスを共に過ごすことになり、リンゼイがGarmisch-Partenkirchen(ガーミッシュ・パーテンキルヒェン)にあるマリアの家(両親と住んでいる)に行った。この地方では、家族全員で教会に行きミサに出るが、リンゼイもそれに参加、そのあとプレゼントを交換しあった。以来5年間、マリアの家でクリスマスを祝っている。

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    参考までに。これが、Garmisch-Partenkirchenの街(山?)。

リンゼイは23歳のときに結婚している。8歳年上で、オリンピックにも出場した元スキーヤーで、現在は非公式のリンゼイのコーチのThomas Vonnさん。
しかし結婚したその年(2007年)も、リンゼイはひとりでマリアの家へ行き、クリスマスの2日間を過ごした。
そのとき夫はどうしていたんだろう?コーチなら、ずっと一緒のはずなのに。

翌年は、さすがにリンゼイも、夫や家族とアメリカの自宅でクリスマスを過ごした。
・・とはいかず、今度は夫も連れて、マリアの家でクリスマスを祝った。
なぜ?という問いに対して、夫のトーマスさん曰く、
「父親(トーマスさんの)が、Garmisch-Partenkirchenの出身だから」
と。それって、関係あるのかなあ?
そして、
「これは全くの偶然なんです。世間って、狭い。」
と。
全くの偶然・・・・・

  そう思ってるのは、アナタだけかも!

いや、すいません、偶然です。
ともかく、ここ1~2年は夫も一緒だが、マリアの家でのクリスマスが恒例になっている。

ふたりは、シーズン中はずっと会えるが、シーズンオフになればそれぞれの国に帰らなくてはならない。
会えない日々は、メールと電話で愛・・友情を、育んでいる。
時にはお互いの国へ行くこともあり、昨年は、一緒に休暇を取り、ふたりでメキシコへ旅行した。

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     会えない時間が 愛 育てるのさ  目をつぶれば 君がいるー 

あ、ちなみに、これだけの親友なのに、マリアはリンゼイの結婚式には出席していない。
結婚式が9月29日で、マリアは24日まで南米でトレーニングをしていた。すぐに飛べば間に合ったが(てか充分間に合う)、早く家に帰りたかったから、とマリア。

いつかオフで、「人生で1番悲しかったことは?」という話題になり、私の師匠、Rさん(仮名)が言った。
「高校時代から付き合ってた彼女が結婚することになり、結婚式で、親友として、友人代表でスピーチをしたこと。あんなに悲しかったことは、なかった」

その話を聞いて、私はむせび泣いた。全米も泣いた。
同じ思いを、マリアがしなくて良かった。出なかったのは、賢明だった。どんな事情があったにせよ、その場にいることは、身を切るように辛かったはず。(?)

今日から、ワールドカップ最終戦が、マリアの街、Garmisch-Partenkirchenで始まった。
ふたりは、競技ともなれば、勿論自分が優勝したいと願っている。でももし自分が優勝できなかったら、相手に優勝してもらいたい、また、もし自分が優勝したら2位になってもらいたい、と言っている。
でもオリンピックの場合は、国別の対抗でもある。特にアメリカには、メダルを狙える選手が他にもたくさんいる。そんなことを言っていいのか、という問いに対しては、リンゼイ曰く、
「アメリカの仲間たちは、私たちの関係をよく理解し、リスペクトしてくれているから」
と。

  わたしたちの関係を理解!?

いや、私だって理解している。

ここまで読んで、なんだ、妄想ばっかりじゃない、と思われたかもしれない。
たしかに妄想かもしれない。でもこれを書くのに、二人に関するたくさんの記事を読んだ。更新が著しく遅れたのは、そのためだ。(特に参考になったのは、ここや、ここ
YouTubeもたくさんある。ふたりでカルチェの指輪を見に行くビデオも良かったが(こちら)、とりあえずこちらを紹介したいと思う。
1分20秒くらいまでが、特に萌える。



昨年リンゼイは、Headと(マリアの元々スポンサーだった)、5年契約を結んだ。
ふたりは同じHeadのレーシングチーム所属となり、その契約にはソチへの出場も含まれている。
よほどの大怪我でもしない限り、またふたりの姿をソチで見れる。
私がマリアに目が止まったのは、アルペンスキーの最後の日だった。もっと早くにその存在に気づいていれば、じっくり観察できたのに・・・と残念だ。
スポンサーとの契約があるから、ふたりにこれからの4年間で、大きな動きはないだろう。でも、私は今回のこの経験を生かすべく、そしてソチでは大きな成果を得られるよう、ふたりの動向に、常にアンテナを張っていきたい。
彼女たち同様、私のソチへの戦いも、もう始まっている。

< 後日譚 >
これをアップした後、ドイツ在住のkdさんからのタレコミ情報(メール)がありました!

  ドイツのマリアとアメリカのリンジーはカップルだよ。
  彼女たちのどちらかが滑ってるときは、まったく普通に、しかもなぜ毎回?というぐらいしつこく、
  ドイツでもイギリスの放送でも、
  「マリアの彼女の」とか「リンジーの彼女の」とか、前置きがあったよ。
  ふたりは間違いなくカップルです!!


むは~~~~!



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