ビアン通信 同性婚 in China
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2010.01.17 Sun
イギリスのgayサイト(PinkNews.co.uk)を見ていたら、
「今月初め、中国初の同性どうしの結婚式(法的に認められたものではない)が、四川省のゲイバーで行われ、それを国営の英字新聞(China Daily)が取り上げた」
というニュースが載っていた。(こちら

chinamarriage.jpg
    左・新郎のZengさん(45)、右・新郎のPanさん(27)

日本でも、簡単にではあるがこの結婚式のニュースが取り上げられていたし(こちら)、China Dailyのウェブ版の方では元記事を確認できた。
このChina Dailyには、よくバリボ記事が載っているので、以前からたまにチェックしていて、非常に詳細で読み応えのある内容だと思っていたが、国営とは知らなかった。

最初は、結婚式が行われたこともだけど、こうしたニュースを国営新聞が取り上げることが、画期的なことだと思った。でも記事を読み進めていくと、これは他国へのアピールのためにニュースにしたのかもしれない、と思えてきた。結婚式が行われたのは、記事より10日も前だし、この記事が出たのは「Google、中国撤退か」のニュースが流れた翌日。そしてこのカップルも、年季の入った二人なのかと思ったら、まだ出会って2~3ヶ月のほやほやカップル。
なんとなく意図的なものが見え隠れするが、中国の同性愛事情もわかって面白かったので、もう少しこのニュースを詳しく見ていきたい。

まずは今回の主役、ツェン(Zeng)さんとパン(Pan)さんについて。
ツェンさんは45歳で建築家。1年前に離婚していて、娘がひとりいる。20歳の頃から自分がゲイだと自覚していたが、だからって当時の中国ではどうすることも出来ず、結婚した。娘が成長して仕事に就いたことで、妻に告白。最初は妻がショックを受けて大変だったが、なんとか離婚にこぎつけた。
そして、パンさんは27歳で、復員兵。180cmあって男らしくてかっこいい、とはツェンさんの弁。
ふたりはゲイバーで出会って、お互い一目惚れ。パンさんには恋人の女性がいたが、別れてツェンさんと暮らし始めた。

ちなみに、中国の同性愛事情について調べてみたら、現在、およそ3千万人の同性愛者がいるという。
そのうち男性がおよそ1800万人。これは、中国の男女比が違うからだろう。(ひとりっこ政策で、女の子とわかると中絶するケースが多いのだそう) そしてその8割が結婚しているという。
中国には、「同妻」という言葉があって、同性愛者の妻のことを指すのだという。昨春には「第1回同妻会」が開催され、離婚した人も含めて同妻たちが集まって、様々な問題点を話し合ったのだそうだ。
ツェンさんの場合も、とても良い妻だったが、女性に魅力を感じないツェンさんにとってsexが苦痛で、わざと遠い職場を選び、家に帰るのは月に1~2回だったとか。

今はパンさんと出会って、式も挙げ、「もうどこにも隠れないよ」とツェンさんは言っているが、隠れるも何もまだ始まったばかりじゃない、大丈夫かな?と思った。
二人が結婚を決めたのは去年の11月だったと言い、その時点でまだ付き合って2ヶ月だった。
付き合って3ヶ月くらいは、萌えに萌えて(遠い目)、1分1秒も離れたくない!という時期だろうし、その時期に結婚を決めても、2年3年5年・・・と経つうちに、あれ??こんなはずでは・・・となることも多いんじゃないか。

いや、これが化石ビアンの老婆心であることを願いたい。
今回の結婚で、二人は相当な苦労や嫌な思いをしたようだし、この経験がふたりの絆をさらに強めてくれたことを願いたい。
たとえば、今回の結婚式には、200人の仲間が参加してくれたが、ツェンさんパンさんの家族、親戚は誰も来なかった。ツェンさんの姉は、パンさんと別れない限り弟とは呼べないと言い、また、ツェンさんは数え切れないほどの電話を友人や親戚からもらったが、皆、彼のことを恥だと言った。
中国では、近年、人々の同性愛に対する理解度が深まってきたと言われているが、身内となると、話は別なのだろう。

このニュースに続いて、一昨日(15日)、北京で中国初の「ミスター・ゲイ・コンテスト」が行われるはずだったが、直前になって警察が介入し、中止になったそうだ。(こちら
まだまだ混乱している中国ではあるけれど、昨年あたりから「中国初」の同性愛関連のイベントやニュースが急に増え、政府の同性愛への取り組み、政策は、確実に変化しつつあるようだ。
昨年6月には、中国初の同性愛フェスティバル、「上海プライド」が開催されたし、12月には中国初の国営ゲイバー「同志」がオープンした。

って国営ゲイバー!?
とびっくりしたが、雲南省の大理市という外国人ツーリストの多い街に、エイズ啓蒙、感染予防の活動拠点にする目的で、設立されたのだとか。
中国全土では、エイズ感染者の11%が同性愛者で、「同志」のある大理では、感染者の32%が同性愛者だと言う。この同性愛者の割合が高いのかどうなのかわからなかったが、日本では60%、オーストラリアでは80%(!)とのことで、中国は特別高くはない。今まで同性愛者の出会いの場が少なかったからだろうけど、今後あっという間に広がる恐れもあり、なんとか食い止めたいのだろう。

以上、中国同性愛事情について、いろいろ調べてみたが、どれもゲイの人の話題ばかりで、lesbian話題がほとんどないのが寂しい。と思ったが、個人的に発見した。
「世界のlesbian出会い系サイト」と言ってもいいサイトがある。このサイトには、世界中のlesbian/bisexualが登録していて(恐らく何万人という規模)、友人、ペンパルから恋人まで探せる。アフリカのあまり小さな国以外は、どの国でも登録者がいて、たとえば、トーゴ、マラウィ、タンザニアといった国でも登録者がいるのに、1年前に見たとき、中国の登録者はひとりもいなかった。ああ、規制されているんだなあ、と思った。
が!今回、1年ぶりに「中国」で検索してみたら、30人近くが登録していた。まあ半分は外国人だけど。顔出している若い中国人も数人いた。
中国が変りつつある、というのを肌で感じた瞬間だった。

余談だが、私自身はこのサイトを通じて、日本在住の同じスポーツ好きのアメリカ人ビアンの人と知り合って、一緒に観戦して、とても楽しいひとときを過ごせた。(今は日本にいないけど)
え、そのサイトのURLは、って?
うーーん、私の大好きなサイトなので、興味のある方は頑張って探してみて下さい。

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雅海
こんばんは。
どこでも、ゲイのニュースは結構あるけど、ビアンのニュースはあまり出てきませんね。
やっぱり難しいのかなあ。
芸能人でも、男性の話はよく聞くけど、女性芸能人
はほとんど出てきませんね。
今回の記事で、「ペンパル」という言葉が、とても
懐かしかった~。(^^;
私も中学の頃、どこだかの女の子とちょっとだけ
やってました。
2010.01.17 Sun 21:22 URL [ Edit ]
koo
>雅海さん
こんばんは!
ペンパルって懐かしい響きですね。
私も子供の頃何度か挑戦したけど、全然長続きしませんでした。

中国も変りつつあるようだけど、やっぱりゲイの人のニュースばかりですね。
まあ日本も、最初はゲイバーばっかりだったし、今でも
カムアウトする女性の有名人はほとんどいないですね。
ちょっと残念ですねー。
2010.01.22 Fri 00:36 URL [ Edit ]
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